事業内容business

真空注型とは?

真空注型は、試作品作成や小ロット生産(5~20個程度)に最適な工法です。大量生産には適していませんが、金型を使った製造に比べてコストと工期の面で大きなメリットがあります。真空環境で作業することにより、気泡を排除して柔軟なシリコンの型の隅々にまで材料を流し込むことができるので複雑な細部まで精巧に製造することが可能です。さらに、軽量性、強度、硬度など、多様な素材の特性と最適な製造法を熟知した上で不可能を可能にするために常に考えている春日井化成工業所は、厳しい要件を満たす製品をお届けします。


真空注型のメリット

  • 金型作成に比べて、時間は数分の一、費用は数十分の一に
  • 多数個生産にも対応可能。切削加工よりも納期・費用を圧縮
  • 3Dプリンターより大物に対応可能
  • 表面処理・塗装など加飾で、より量産品に近い試作品提供
  • 幅広い樹脂バリエーションの中から最適なものを選択可能
  • シリコン型は多数個生産にも対応
  • 板金のインサートや異なる樹脂の一体製品も対応可能

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真空注型技法とは

マスターモデルを基にシリコンゴムのきわめて高精度なゴム型を作り、これにウレタン樹脂、エポキシ樹脂を真空下で流し込み複製品を作る方法で、従来の注形では不可能とされていた精密部品をはじめ、インジェクション形状のものはすべて可能です。
新製品を開発するためには機能やデザインの検討をはじめ、多くの試作やテストが必要です。真空注型装置はプラスチックの試作品を安価で、すばやく複製します。

■ シリコンゴム型の製作プロセス

型製作工程➀

形状の元となるマスターモデルを製作し、マスターモデルに合わせ型枠を組み立てます。軽量した主剤と硬化剤を撹拌(かくはん)して真空脱泡したシリコンゴムを型枠に流し込み、温度管理された恒温槽で硬化させます。

マスターモデル

・粉体造形 ・紙造形 ・ABS樹脂造形 ・光造形 ・NC大型機

型製作工程

硬化したゴム型からマスターモデルを取り出すと真空注型用シリコン型の出来上がりです。

注型工程

計量済みの主剤・硬化剤中の水分や空気を真空脱泡し、ゴム型を組み合わせて型枠などで固定する。真空槽にゴム型と樹脂をセットし、真空状態にしたのち主剤と硬化剤を攪拌した樹脂を流し込みます。硬化後、ゴム型より製品を取り出します。

仕上げ工程

余分な箇所(バリ)等を仕上げて完成です。

どのようなものが作れるの?

試作品

3D CADは精密な立体データを提供しますが、春日井化成工業所は実際のモノである試作品を製造します。コンピューターシミュレーション上での検証を実物の試作品を使って再検証することにより、より高い精度のデータを取得できます。精緻な形状はもちろん、材質や強度なども仕様に合わせて調整が可能なので、想定される製品に限りなく近い試作品の製作が可能です。もちろん手直しも迅速に行うことができます。


小ロット・一点もの

真空注型の技術は、産業用ロボットアームのカバーなど、多くは必要ないけれども同じ品質のプラスチック製品が複数必要という場合や、古い車両のレストアで部品の復元が必要な場合などにも広く応用できます。小ロット製品の場合は、大量生産品と異なり、数が少ないゆえに求められる限りなく均一な品質という要件があります。古い車両部品などの一点ものの場合は、コピーする既存部品(マスターモデル)の状態に応じて必要な修正を加えることで、車両製造時の新品同様の部品を製造(複製)することが可能です。

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使用樹脂一覧

※見切れる場合は横スクロールしてご覧ください。

使用樹脂 概要
ABSライク 真空注型用に開発されたトータルバランスのよいポリウレタン 樹脂
(1) 折れにくく、汎用ABS樹脂の 物性に近づいています。
(2) 耐熱性、耐衝撃性に優れた強靱な樹脂層が得られます。
PPライク ポリウレタン樹脂真空注型材料
◎耐衝撃性に優れている
◎可とう性に優れている
◎PP樹脂の風合いに類似している
エラストマーライク 3成分系の真空注型用ウレタンエラ ストマー
(1) 「C 成分」を配合することで、Shore A-20~90 までの硬度の選択が任意に行えます
エポキシ 真空注型用透明エポキシ樹脂
・難黄変、耐候性良好 ・低粘度、硬化性良好 ・耐熱性良好 HDT90℃ ・アクリル相当品
難燃タイプ 従来のウレタン注型材料では得られなかった特性を持つ難燃グレードの真空注型用ウレタン樹脂
バランスのとれた物性、難燃性、十分な実用強度を有する新規新規難燃性材料として、UL94 V-0 を要求される成型部品の形状試作、強度モニターはもちろん、小ロット生産品への応用を可能に

*その他ニーズに合わせた材質も対応可能です。お気軽にご相談ください。

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